「すかいらーく 投資2社が創業家社長を解任 臨時株主総会」ビジネス‐流通・商社ニュース:イザ!
日本において、創業家社長がクビになる・・・なんてことは
「あってはならない」ような画期的なことなのです。
・・・これは衝撃的ですねぇ(w
まるで、本能寺での織田信長の最期を現代に再現したかのような。
もちろん、アメリカをはじめ、世界にも同族企業は沢山ありますが、
日本ほど、同族議員や同族企業が多い国はないわけです。
企業や議員だけでなく、教師や医師なども血縁でコリコリに
固まっているのが日本の現状です。
・・・つまり、「コネ社会」がいままでの日本経済を支えてきた
わけでして、それが、戦後、トヨタをはじめ、世界的な企業を
次々と生み出す原動力となってきたのです。
なので、政府も今まで、実力のある教員が採用試験を落とされたり
だとか、医者のバカ息子が医療ミスばかりしている・・・だとか、
創業一家が結束して無計画なリストラで会社を潰してしまったり
とかの、様々な弊害には観て見ぬふりをしてきたのです。
・・・ところが、そーいった「コネ社会」こそが、日本が今まで
完全な民主主義国家になることを大きく阻害してきたことも
また、事実なのです( ̄□ ̄;)。
官民双方において、蜜月の癒着原理が働き、少なからぬワイロの
札束が、多くの日本人の袖の下を行き来してきました。
・・・つまり、日本は、資本主義社会や、民主主義社会とは
かけ離れた、怪しい社会構造になってってしまったのデスタ(w
もちろん、グローバル経済化の黒船は、幾度も日本を
襲ってきたのですが、そのつど政府は頑なに規制をかけて
この、世界でも類い希な日本型社会主義を保護してきたのでした。
ところが、小泉さんの総理就任以来、事態は変わってきました。
多くの国民は、日本にアメリカ型競争原理(つまり
アメリカ型資本主義)の導入を認めたのですた。(本当は、
そこまで考えていた国民は少なかっただろうけどね(ノω・、)
今回の「すかいらーく」の話もね。
いままで、経営者の独裁で成り立ってきた日本企業の構造が
ここへ来て一気に崩れてきた感がある。
今後、企業経営者は投資家との蜜月をますます深めていく
だろうし、上場しないとか、様々な抵抗を続けていくだろうけど、
時代の流れには勝てないやね。
格差社会のデメリットとひき替えに、資本主義の正義と平等を
手に入れた日本。
癒着社会主義の終演は、ちと淋しい気もするけど、残念なことに
横川さんは、まちがいなくラストエンペラーのひとりになるでしょう。