<中内功氏死去>栄光と挫折の人生 ひっそりと旅立つ | Excite エキサイト : ニュース
このところブログを更新するのが、すっげえ面倒くさくて、
かったるい(ブログにあきた・・・ってのもある)のだが、
たまに文章表現力の練習のために書いてみる。
・・・そうですか。ご冥福を祈ります。
ダイエーに限らず、隆盛を極めた改革は、例外なく必ず崩壊の
時を迎える。
いまさら言うまでもないが、自民党の派閥体制しかり、NHK・マイクロ
ソフト・日本マクドナルド・ユニクロ・さらに言うと、日本国よりもでかい、
トヨタ自動車にしたって崩壊の日は必ずやってくるのだ。
・・・つまり、どのような王者にも、死の瞬間は必ずあるわけでして。
そりゃぁ、かつては、中内功流の価格破壊は、あたかも流通の神様のように
崇められたものさ。
ダイエー店舗を建てた周辺土地は、地価が上がるので、ダイエーの店舗を
建てては周辺土地を買いしめて、自社の資産として増やしていくやり方は、
バブル期では経営のお手本とされていたが、今、それをやったら
どうだろうか?・・・・・当然、自殺行為だよね(汗
とかく、日本人は「寄らば大樹の陰」的他力本願で、その時代その時代で、
傑出したものにウヮーッと群がり、こぞってマネを始めるか、お裾分けを
頂こうとするのだが、そのときの精神状態は、まさに神を崇拝する心・・・
・・そのものなのだ。これは、神道の精神にも相通ずるものがある。
・・・ンで今回、日本に資本主義の極端なスタイルをもたらそうと、
小泉3次内閣が発足し、新たな崇拝の対象ができたわけだが、
今までの日本は、いわゆる似非資本主義であり、官僚主導型社会主義で
あったので、純粋の資本主義というものは日本には存在しなかったのだ。
ンで、官僚天下りやら、談合制度、組合票頼みの自民党派閥なんて、
変な社会主義をたくさん生み出してきた次第なのだが・・・・・(汗。
そこに、だ。 本格的な資本主義を導入しよう・・・ってんだから、
「日本は、これからヤバい国になる」なんて感じる人も多いんだろうな。
何せ、小泉さんのやりたいことは、アメリカよりもアメリカ型の
資本主義を、日本に構築しよう・・・ってんだからすげえもんだ(汗。
ま。難しい理屈は抜きにして、ひとことで言うと、1人のM&A成功者を
世に送り出すために、10人のホームレスを作ってしまう社会に
我々は突入したわけなのだが、これからの社会というものは、
中内功氏のように、コツコツと0から自分の力で会社を築き上げて、
やがて自社株を持って金持ちになる・・・なんて陳腐化した
パターンは通用せず、M&Aにて、どんどん他社を買い占めていって、
巨大化した者が、世の支配者になれるのだ。
まぁ、中内功氏の生きた時代というものは、0からコツコツと
自分の会社を築き上げていって、やがては自分の会社の株を持つ
ことしか金持ちになれる道はなかったわけだが、時代はまったく
変わってしまったんだよな・・・今は。
「
栄えるものは滅びゆく」・・・この鉄則は変わらない・・・はるか
ローマ時代の昔から・・・。
(By:矢留蔵@小泉構造改革にも終焉はある)